コウネを流行らせたいんじゃ!

コウネとは牛肉の肩バラ肉のことで、広島県以外では「ブリスケ」や「前バラ」、「肩バラ」とも呼ばれています。脂の塊ごと薄くスライスしたコリコリ食感の脂身と、歯応えのある赤身の組み合わせがクセになる広島の伝統食!美容にいいコラーゲン・ゼラチンも豊富に含まれています!

コウネってどんなお肉?

コウネとは牛肉の肩バラ肉のことで、広島県以外では「ブリスケ」や「前バラ」、「肩バラ」とも呼ばれたりしているそうで、1頭からは2kgほどしか取ることのできない希少部位です。赤身の部分は、運動量の多い、両前脚の間にあたる部位になるので、肉質は硬めで、サシはほとんど入りません。そのため、ブロックの状態ではちょっと食べずらいんだとか。外側につく、脂の塊ごと薄くスライスした状態でより美味しく食べることができます。

コウネってどんな味?

肝心の味は、一言でいうと「しっかりした“牛味”」。一緒に食べるコリコリ触感の脂身との組み合わせは意外ですが、相性抜群です!牛肉好きのみなさんにもきっと納得いただけるはず。近年は、赤身肉が流行していて、脂身は避けられている傾向にあるので、はじめてコウネの生肉をみると「かなり脂身が多いけど、大丈夫だろうか…」という印象を持つかもしれませんが、想像よりはあっさりめ。また、コラーゲンとゼラチンが豊富で、美容にいいので、女性にも特におすすめなんです。

広島だけで食べられているの?

肩バラ肉と聞くと、どの牛にも含まれそうな部分だし、なぜ広島だけでしか食べられていないのか、不思議に思いませんか?実は、他県の人たちが全く口にしていないというわけではないんです。広島県では、肩バラ肉の部分を単体で切り落として食べているのですが、他県では、別部位の一部として一緒に切り分けられているため、知らないうちにみなさん口にしているというわけなんです。